微酸性電解水(+HOCL)
微酸性電解水(+HOCL)は、弊社希塩酸ベースの溶液(MATTM)を電気分解して生成される殺菌料で、有効成分は次亜塩素酸(HOCl)です。この「次亜塩素酸」は、人間の体内でも免疫細胞が細菌やウイルスを退治するために生成する成分であり、高い殺菌力を持ちながらも人体にやさしい特性があります。
微酸性電解水は、その名の通りpH5.0~6.5の範囲に調整され、有効塩素濃度10-80ppm(弊社推奨濃度:10-30ppm)領域で使用して頂きます。この性状(10-30ppm)は皮膚や粘膜への刺激が少なく、金属への腐食性も抑えられているため、幅広い現場で安全に使用できます。殺菌した後、普通の水に戻るよう設計されています。従って食品工場の排水工程にも寄与できる殺菌料です。殆どの場合、中和槽で調整する手間が省けます。
現在、食品製造や医療機関、介護施設、保育園、農業分野などで、衛生管理の殺菌料として活用されており、「人と環境にやさしい次世代型の殺菌料」として高い評価を得ています。

微酸性電解水と既存殺菌剤の比較

HACCPツールとして

HACCP ツールとしての微酸性電解水活用法
厚生労働省の指導によるHACCP(ハサップ)取得。この手法における重要管理点(CCP:Critical Control Point)とは、安全な食品を提供するために、製造過程において、危害要因(有害な微生物や 化学物質等)を除去または許容レベルまで低減するのに管理可能かつ不可欠なポイントです。
微酸性電解水はこの過程において有効であるばかりでなく、作業靴底の洗浄、調理・加工器具の消毒、調理場 の床洗浄、タンク・容器の殺菌洗浄、CIP(Cleaning in Place=定置洗浄)など、幅広く活用することができます。
微酸性電解水(+HOCL)による
HACCP手順の一例
CCP (重要管理点)
各工程における一般殺菌・大腸菌・ノロウィルス・芽胞菌等の殺菌
